なぜ妻は浮気を認めてくれないのか|浮気を認めさせる決定的な方法
妻の様子がおかしい・・・
これは明らかに浮気している。
こんな風に感じた経験をお持ちの男性は少なくないはずです。まさか自分の妻に限って浮気しているなんてことはないはず、と思いたくても、明らかに妻の様子がおかしかったり、スマホに不審なやり取りを発見してしまったりすると、冷静に振舞うことは難しくなりますよね。
しかし、勢いに任せて怒鳴り散らしたり、いきなり妻を問い詰めたりしても、妻の気持ちはどんどん浮気相手に向いてしまうだけで、何の解決にもなりません。離婚するにしても、妻が浮気を認めない限り、慰謝料請求することもできませんし、あなたに有利な条件で離婚することも難しい状態です。
そこで今回は、浮気を認めようとしない妻に対してどのように対応すれば浮気を認めてくれるのか、浮気をした妻に対してどのような対処が考えられるのか、そして、浮気しているのにかたくなに否定して認めない妻の心理について見ていきたいと思います。
妻が浮気しているかどうかはっきりさせることができず、モヤモヤしてしまっている方はぜひ今回の記事を参考にしていただき、浮気問題を解決していってくださいね。
目次
浮気する妻は意外に多い!データで浮気率を確認
男性の中には、浮気は男がするもので、女性は浮気をしない生き物だと考えている方が少なからずいらっしゃいます。
確かに、「浮気は男の甲斐性」という言葉もあるくらいなので、女性はあまり浮気するという印象がないかもしれません。そのため、「自分の妻もまさか浮気しているはずがない。自分の勘違いに違いない」と思いたくなるでしょう。
では、実際にどのくらいの妻たちが結婚後に浮気しているのでしょうか。
コンドームで有名な相模ゴム工業株式会社が調査した結果によると、特定または不特定の相手と浮気をしていると答えた人の割合は
・20代:17.0%
・30代:17.6%
・40代:19.0%
という結果となり、全年代の平均は16.3%という結果になりました。データでみると、5~6人に1人の妻は浮気をしているということになります。
多いと感じるかどうかは人それぞれですが、決して低い確率とは言えませんので、あなたの妻が浮気をしていてもなんら不思議はないといえます。
なぜ認めない?浮気を認めない妻の心理
浮気をしていると思われる妻に対して話を振ってみても、断固として浮気を否定してくる場合は少なくありません。
なぜ浮気を認めようとしないのでしょうか。この章では、妻が浮気を認めたくない心理について見ていきます。浮気を認めない理由がわかれば、後ほどご紹介する「妻に浮気を認めさせる方法」を効率よく使うことができますよ。
離婚したくない
まだ妻とやり直したいと思っている夫からすると嬉しい心理かもしれませんが、浮気のせいで離婚する事態になることを避けたいと思っている可能性があります。
浮気はただの遊びだった、本当に愛しているのは夫、夫を傷つけたくない、子供と会えなくなるのは嫌、このような心理が働いているのでしょう。
浮気された被害者の夫からしてみれば、「離婚したくないなら浮気なんかするなよ」と思ってしまいますが、このような心理が働いている妻は、きちんと話し合いを進めていけば、元の良好な夫婦関係を築きなおすことができるはずです。
慰謝料を払いたくない・払えない
浮気したことを認めれば、夫から慰謝料請求されてしまうかもしれないと考えて浮気を認めない妻もいます。浮気したことを認めなければ慰謝料も支払わずに済むのではないか、という心理が働いているのです。
専業主婦で自分でお金を稼いでいない妻の場合、夫に離婚されて慰謝料まで請求されたら、生活していけなくなると考えて必死で否定してくるでしょう。
このタイプの妻は、裁判でも有効な浮気の決定的な証拠を揃えない限り、浮気を認めない可能性が高いです。
証拠を掴んでいないと思っている
夫に浮気について問い詰められていても「どうせ浮気の証拠なんて持っていないはず」と高を括っているケースもあります。
確かに、女性は嘘を隠すのが本当に上手なので、浮気の決定的な証拠は取れていないだろうと自信があるのでしょう。LINEや電話の履歴は消しているし、会う場所も会うタイミングも気を遣っているから絶対にバレない、と考えているのです。
浮気相手に迷惑をかけたくない
浮気を認めないのは、浮気相手に迷惑をかけたくないという心理が働いている場合もあります。
夫が浮気を許して離婚しないという決断をした場合、浮気の怒りの矛先は浮気相手に向かうでしょう。そうなれば、浮気相手に慰謝料請求してしまうかもしれない、と考えて浮気相手をかばいたい一心で浮気を否定しているのです。
また、浮気相手も既婚者であるいわゆるダブル不倫の場合、浮気を自分が認めることによって相手の奥さんにも浮気がバレてしまい、家庭を壊すことになってしまうかもしれない、という心配をしている場合もあります。
浮気相手と別れたくない
夫としては悲しい心理ですが、夫よりも浮気相手に気持ちが向かっている場合、浮気相手と別れたくないという心理が働くケースも考えられるでしょう。
浮気を認めてしまえば、当然浮気相手と別れさせられることになります。離婚して浮気相手と結ばれればいいと考える人もいるかもしれませんが、相手も既婚者の場合はそうそううまくいきませんし、子供がいる場合はさらに難しくなるでしょう。
既婚者という立場を考えると、浮気相手のことが本当に好きで別れたくない場合、「不倫」という形をとって一緒にいることが妻にしてみると最高の状態なのです。
浮気した妻に、あなたは何を求めますか?
愛する妻に浮気されたことがわかったら、ショックで頭が真っ白になってしまうでしょう。信じていたのに裏切られたという怒りもこみあげてくるかもしれません。
しかし、怒りに任せて妻の浮気を問い詰めても、いい方向には向かいません。こちらが感情的になってしまうと、建設的な話し合いができなくなってしまいますし、妻が浮気の証拠を徹底的に隠したり隠滅したりする結果になります。
妻が浮気を認めず、証拠もないとなれば、離婚するにしても関係をやり直すにしても、こちらの望むような結果は得られません。
まずは冷静になって、「今後妻とどうしていきたいのか、妻に何を求めているのか」を考えていきましょう。浮気問題を解決するためには、自分の中のゴールを最初に明確に決定することが近道となります。
では、浮気した妻にどうしてほしいのか、妻と今後どうなっていきたいのかを考えてみましょう。考えられる解決方法や得られる結果は以下のようになります。
浮気したことの謝罪と関係改善
妻に浮気されたからと言って、愛情が一気に冷めてすぐに離婚を考える人ばかりではありません。妻に浮気されても、離婚するつもりはなく、浮気相手と別れてもらい仲直りして元の夫婦関係をやり直したいと考えている方も多いでしょう。
このような場合の解決方法としては、妻に浮気の事実を認めてもらい、浮気したことについて謝罪をしてもらう、そして、二度と浮気相手とは会わないことを約束してもらうという結果を目指していくのが良いでしょう。
ただ、このような結果を目指す場合、妻や浮気相手との交渉はとてもデリケートで、離婚する場合や慰謝料を請求する場合よりも難しくて慎重な交渉が必要なケースもあります。
特に、夫婦の関係改善までを求めているのであれば、妻の気持ちを根本から変えていく必要がありますので、高度な交渉のテクニックが必要となります。
離婚の実現
離婚せず関係改善を求めていく方がいらっしゃる一方で、浮気をした事実を許すことはできず、妻との離婚を考えている方も多いはずです。
しかし、妻が浮気を認めていない以上、妻が離婚を望まなければこちらの希望通りに離婚することは容易ではありません。
妻としては、
・離婚したら経済的に困窮してしまう
・慰謝料を支払いたくない
・子どもと離れたくない
・世間体を気にしている
・浮気はただの遊びで夫のことをまだ愛している
などの理由から離婚を拒否してくる可能性があります。
また、妻が離婚には応じてくれていても、養育費や財産分与、慰謝料などの条件について、お互い無理な主張をするために、いつまで経っても解決できないというケースもあります。
このような場合も、妻といかにうまく交渉を進めていくかが解決のポイントになります。
慰謝料の支払い
妻が浮気をした場合、離婚する場合もしない場合も、まずは反省の意としてお金で解決したいという方もいらっしゃるでしょう。もちろん、妻が浮気をした場合、慰謝料を請求することができます。
浮気の慰謝料の相場としては、
・夫婦関係を継続する場合…数10万円~100万円程度
・浮気が原因で夫婦が別居することになった場合…100万円~200万円程度
・浮気が原因で離婚することになった場合…150万円~300万円程度
となっています。
ただし、この金額は、浮気した妻と浮気相手それぞれに請求できるのではなく、慰謝料合計額だと考えてください。
例えば、200万円の慰謝料を請求できるとなった場合、浮気した妻に50万円、浮気相手に150万円の支払いを請求できるのであって、それぞれに200万円、合計400万円を請求できるわけではありません。
ただし、この場合も妻が浮気の事実を認めない場合は、慰謝料を獲得することは簡単ではありませんので、適切な手順で進めていくことが必要になります。
いずれの場合もポイントとなること
浮気した妻に対して、離婚や慰謝料請求、夫婦関係の改善などいろいろな解決方法があり、浮気問題をスムーズに解決していくためには、ゴールの設定を最初にしっかりと行うことが大切です。
それに加え、いずれの解決方法を取るにしても、ポイントとなるのは妻や浮気相手との「交渉」です。こちらの意見や要望を一方的に伝えるのではなく、相手とうまく交渉を進めていくことによって、こちらの希望する結果を得ることができますが、交渉のテクニックはそう簡単に身につくものではありません。だからこそ、浮気問題を解決するために弁護士を雇う方が多いのですが、交渉のテクニックは自分自身で磨くこともできます。
交渉のテクニックについては後ほど解説していきますので、そちらを参考にしてみてください。
妻に浮気を認めさせ、あなたの希望通りの結果を掴むために必要なこと
離婚や慰謝料請求、夫婦関係の改善など、人によって求める解決方法は様々ですが、どの場合であっても、妻が浮気を認めないことには解決に向かうことは難しいです。
では、どうすれば妻に浮気を認めさせることができるのでしょうか。ここでは、浮気を否定している妻に事実を認めさせ、あなたの求める結果を手に入れるために最も大切なことを2つに絞ってお伝えしていきます。
決定的な証拠を掴む
まず必要なのは、浮気の決定的な証拠を掴むことです。ここでいう決定的な証拠というのは、裁判など法律の場でも認められる法的根拠のある浮気の証拠です。
法律上、浮気は不貞行為と言い、配偶者以外の異性と肉体関係を持ったことを言いますので、具体的には以下のような証拠を押さえる必要があります。
✓ラブホテルに出入りしている2人の顔がはっきり写った写真や動画
✓相手の自宅に出入りしている2人の顔がはっきり写った写真や動画
✓性行為の写真やそれに近い写真や動画
✓性行為があったことをはっきり認識できるメッセージのやりとり
✓探偵事務所の調査報告書
一方で、証拠となりにくいものとしては
✓デジカメのデータやメールのスクショなど改ざんされやすいもの
✓SNS上でのメッセージのやりとり
✓GPSの記録単体
✓単にデートしたり、食事をしていたりするだけの証拠
妻に浮気を認めさせるためには、浮気相手と肉体関係があったことがはっきりと証明できる証拠を集める必要があります。ただデートしているだけの証拠だと「たまたま会っただけ」「食事をしただけ」「ただの友達」などと言い逃れされてしまいます。
浮気の決定的な証拠は、素人ではなかなか集めるのが難しいため、プロの探偵に調査を依頼するのが手っ取り早い方法と言えます。
交渉のテクニックを磨く
先ほどの章で、求める結果を得るためには、「交渉」がポイントとなるとお伝えしました。妻に浮気を認めさせ、離婚や慰謝料請求、夫婦関係の改善を目指す上で、相手といかにうまく交渉を進めていくかが重要になります。
交渉のテクニックは、普通に生活しているだけではなかなか効率よく身につくものではありませんので、意識的に磨いていかなければなりません。
当事務所では、浮気調査で浮気の証拠を掴むことはもちろんですが、ご希望の方には相手との交渉のテクニックも伝授しています。交渉のテクニックは一度自分のスキルとして身に付けてしまえば、その後何度でも使うことできますので、生きていくうえでとても心強い武器になるでしょう。
本来は、当事務所での交渉コンサルティングの講座を受けていただいた方にお教えする交渉テクニックですが、今回は特別にその一部分を少しだけご紹介していきます。
【交渉テクニック:相手のメリットを考える】
たとえば、慰謝料請求する際、
「お前が浮気したんだから慰謝料100万円支払うのは当たり前だろ?早く浮気を認めて支払え!」
と言っても、恐らく事態は悪化するだけでしょう。
なぜなら、そのような言われ方をされれば、相手は慰謝料を支払うメリットが一切ないと感じてしまうからです。
妻に自分の希望通りの行動を取らせたいのであれば、相手にその行動を取るメリットを感じさせる必要があります。
「子供に罪はないから、離婚した後も養育費はきちんと支払っていくつもりだよ。だから、浮気したことを認めて慰謝料を支払ってほしい。」
と伝えれば、妻としては
「養育費は子供のために必要だし、浮気したことは事実だから慰謝料を支払わないとな」
と感じる可能性が高くなります。
無理矢理相手に自分の求める行動を取らせようとするのではなく、妻の立場にたって、どう伝えれば相手は快くこちらの意図する行動を取ってくれるのだろう、と考えてみることが問題解決に向けての第一歩となります。
【交渉テクニック:証拠は最終兵器として取っておく】
慰謝料請求や離婚請求の際、浮気の決定的な証拠が必要だということは先ほどお伝えしましたよね。
もちろん、決定的な証拠を掴むことは、必要不可欠なことなのは間違いありません。しかし、証拠は最終兵器としてとっておき、あなたがいきなり交渉の場面で使うことはしてはいけないのです。
妻に浮気を認めさせたいがために、話し合いが始まってすぐに証拠を突き付ける方が多くいらっしゃいますが、ほぼ間違いなく関係性は悪化し、交渉も難航してしまうでしょう。
いくら自分が悪くても、一方的に証拠を突き付けられれば不快な気持ちになりますし、言い訳したくなるのが人間です。最悪の場合、なんだかんだ他の理由をつけて自分の浮気を正当化し、慰謝料請求を拒んでくる可能性すらあります。
何度も言いますが、証拠を掴むことは重要で、必ず行うべきことですが、証拠を使うタイミングがとても重要なポイントとなるのです。
証拠を使うのは、最終兵器として。
つまり、浮気の証拠を使うのはあなたではなく、弁護士や裁判官などの法律の専門家です。
当事者同士で話し合いに折り合いがつかなかったときの最終兵器として弁護士や裁判官が使うものという意識を持っておくだけでも交渉がうまく進んでいくでしょう。
参考サイト:漫画でわかる!交渉コンサルティングの効果
まとめ|浮気を認めさせるための交渉テクニックはプロから学べ!
妻に浮気を認めさせ、あなたの求める結果を得るためには、言い逃れできない証拠を集める事、そして、交渉のテクニックを磨いて冷静に交渉を進めていくことが大切です。
最後の章で、当事務所でご依頼者様にお教えしている交渉のテクニックのほんの一部をご紹介しましたが、実際にはもっと多くのテクニックが存在します。
インターネットや本などで交渉術について独学で学ぶことも不可能ではありませんが、やはりプロから直接教わることで、理解も深まるはずですし、わからないことがあったときにすぐに質問することでより効率的に交渉テクニックを身に付けていくことができます。
妻の浮気は、放っておいても問題が悪化するだけですし、お一人で解決しようとしても、なかなかうまくは進みません。浮気問題の専門家である探偵に相談して証拠を掴み、交渉コンサルティングでテクニックを身に付けることで、問題を根本的に解決することをお勧めします。